最初のページで紹介した代理コードを使う。
→さらに豊かなコード進行を作ることができる。
まず、重要なTとSの代理コードを覚える。
(1)Tでいえば、Ⅰ(C)の代理は、Ⅵ(Am)およびⅢ(Em)
(2)Sでは、Ⅳ(F)の代理は、Ⅱ(Dm7)を覚える。
使用例
G7-C が
G7-Am とか
G7-Em も可能。
(一つのコードが次にどんなコードに進行可能か想定できることが重要)
F-G7 が Dm7-G7 も可能。
同じ機能のコードの連続、「基本コード→代理コード」の進行も可能
C-Am
F-Dm7
Em-Am
(ルートがE-Aと進行するこの5度進行なのでこの組み合わせは良い。)
これら代理コードを使うと、よく知られるコード・パターンが生まれる。
●コード・パターンとして覚える。
↓これは、もっとも有名な=よく使うコード・パターンです。
C-Am-Dm7-G7
ⅠーⅥm-Ⅱm7-Ⅴ7
(ディグリー・ネームにコード・フォームを書くと機能が分かりやすい。)
代理コードを使った例を2題。
いままでの説明で、コード進行を作りました。よく確認してください。
コード進行アナライズの手順
今後いろんな楽曲のコード進行の研究をすることが必要です。
この場合、アナライズの手順を知っておくと理解が簡単です。
手順:
(1)ドミナント・コードを見つける。その行先を確認する。下図のように矢印→を書く。
(2)Ⅱm7-Ⅴ7の進行を見つける。下図のように、カギカッコを書く。
(3)残りのコードのディグリー・ネームを書く。
以上の作業で、コード進行がどのように作られたかを知ることができます。
コードの特定
同じ構成音を持つコードとか、コードの機能を特定するには、コード進行の前後を見なければ判定できません。
上記のコード進行を、ちがうキーに移調してみよう。Fメジャー、Gメジャー、Dメジャーなど。
次のページでは、マイナー・キーのコード進行を考えます。→次へ