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Cメジャーのコード進行ができれば、Cマイナーのコード進行を作ることができる。

それぞれのスケールを下記に示す。

比較して確認する。

CメジャーではAm Cマイナーでは、A♭

CメジャーではEm Cマイナーでは、E♭

CメジャーではDm7 Cマイナーでは、Dm7(♭5)

​などなど・・・

scalemjm.jpg

マイナーのケーデンスも比較すれば容易に理解できる。(確認)

TSDINC.jpg
TSDINCm.jpg

これらを念頭に

Cメジャーで作ったコード進行を、Cマイナーに置き換える。(例、下図)

(このようにマイナー・キーのコード進行も簡単に作ることができる。)

移調してAmのコード進行も作ってみよう。

majorminor.jpg

Cメジャー・キーとAmキー、Cmキーはとても近い関係です。

・CメジャーとAmキーは、同じ調号のメジャーとマイナー(平行調)

・CメジャーとCmキーは、同じ主音を持つメジャーとマイナー(同主調)

この関係により、Cメジャーのコード進行の中にAmキーやCmキーのコード進行が現れたりする。

​このようにメジャーとマイナーのミックスをうまく使うと、センスの良い作曲ができる。

(個人的には、ビリー・ジョエルは、この点天才だと思います。)

とくに

Cメジャーの曲の中に、同主調Cマイナー・キーのコードを使うことは多くある。

・これをコードの借用といいます。

→借用コードにより、さらに深い感じのコード進行ができる。

部分的なコードの借用であり、転調したとも考えない。

ので、借用コードの部分のディグリー・ネームは、元のCメジャーを基に数える度数で書くことが多い。

(下の例、A♭=♭Ⅵなど)

→借用コードを使うきっかけに、両方のキーに属するコード(下の例、G7)を利用するとスムース。

​この両方に属するコードを、ピボット・コードという。

借用修正2.pdf.jpg

その他の例

syakuyou02.jpg

Ⅳmを、よくサブドミナント・マイナーと説明してあります。

上記のように借用されるのは、Ⅳだけではありません。すべてのコードが借用の対象です。

上記のコード進行を、ちがうキーに移調してみよう。Fメジャー、Gメジャー、Dメジャーなど。

マイナー・キーのⅤ度は上記のように第3音半音上げた導音を含む形を使いますが、

半音上げないナチュラルの第3音の形のⅤ度も使われることがあります。

:少しモーダルな感じになりますね。

​Gm→Cm(Em→Am)

調号と主音一覧表はここをご覧ください!

 

ケーデンスでコード進行を作る方法が基本ですが、

さらに別な方法も解説します。→こちらへ

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