基礎知識を電子本で読めます。
(kindle本)
次の内容については、理論を理解するうえに必要な基礎知識です。
ここでいちいち解説しませんが、サイトでたくさんの解説を探すことができます。
理解できてない項目は、まずサイトを検索し、調べてくださいね。
また、アマゾン電子本で詳しく解説していますので、こちらもご利用ください。
・コード(和音)の構造
スケールの各音の上に、3度づつ重ねた3つの音で構成されるコードを、
「トライアド」といいます。
各コードでは、基になる音を、「根音(こんおん)、ルート」といい、
その次の上の音は、ルートから数えて3度上なのでで第3音、その上の音は第5音という。
スケール上第1音の上に作られたコードを、1度のコード、トニック・コードという。
第4音の上に作られたコードを、4度のコード、サブドミナント・コードという。
第5音の上に作られたコードを、5度のコード、ドミナント・コードという。
・コードは、これから研究するコード進行において、それぞれ役割があります。
これを「機能」といいます。
・ダイアトニック・スケール、ダイアトニック・コード
・キー
・コードの付加音(1)
コードの機能を強めるために、
2度、5度、7度のコードのトライアドに、さらに3度上の音(第7音)1個追加します。
これらをコードの「付加音」という。
・ローマ数字でコードを表現することを、ディグリー・ネームといいます。キーが変わっても共通。
移調しなくてもよいので便利です。
(余談)
英語音名やコード、D♭などと書く。
ディグリー・ネームでは、♭Ⅱ(♭、#は左側に書く。)
・いろんなキーのスケール上に、コードを書いてみる。
注目ポイントは、
コードCは、Cメジャー・キーの1度でもあり、Gメジャー・キーの4度でもあることに注目です。
このポイントは、これからコード進行を作るときに大変重要な要素になってきます。
・スリー(3)コードがわかる。
1度、4度、5度のコードをスリー・コード、主要三和音という。
キーがCメジャーでは、
C、F、G7
スリー・コードは、コード進行の上で基本的な「機能」を果たす。
どんなキーでも、まずスリー・コードがわかること。
簡単な曲は、スリー・コードでできている、などといいます。
・Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ(ツウ―・ファイブ・ワン)のコード進行がわかること。
2度-5度-1度のコード進行は、基本中の基本です。
キーがCメジャーでは、
Dm7-G7-C
ディグリー・ネームにコード・フォームを書いたりもします。機能を表現するため。
メジャー・キーでは、
Ⅱm7ーⅤ7ーⅠとなります。
いろんなキーで、ⅡーⅤーⅠのコード進行がわかること。
・マイナー・スケール、マイナー・キーでも同様です。
マイナー・キーの5度のコード、ドミナント・コードは、第3音を半音上げて導音にします。