top of page
ベースラインについて、まとめます。
コード進行を作っていく過程では、必ずベースラインを想定すること。
・ベースの動きでは、前に説明した限定進行音に気をつける必要がある。
また、すでにメロディーがあるのにコードを付ける場合、重複にも注意する。また、自然なバランスとして、メロディーが上行する場合、ベースは下行し、メロディーが下行するときは、上行すると良い。
ただし、例外もある。→メロディーとハモるときや、ユニゾンで演奏するときである。
●ベース音の表記:コードの転回形や、コード構成音以外の音で演奏する場合の表記
→F/C とか FonC と書かれる。
一般的に、オンコードといわれる。一部でこのことを分数コードといわれることも多い。
(余談)本来分数コードとは、ベース音のことではなく、例として、下図のように。分数の上下両方がコードである。アレンジでは、下パートがG7で、上パートがE♭triadで演奏するという意味である。
●特徴的なベースの動き
1.以前コード進行で出てきた「ダイアトニック・コード進行」(転回形を含む)や「パッシング・ディミニッシュ・コード進行」および「ペダル」では、必然的にベースラインが決められる。
2.「リズム・パターン」では、基本そのベース・パターンを使う。→ベースに演奏をまかせているので、コードの転回形の表記は、基本不要。ただし、意図的なベースラインを指示したいときは、コード転回形で表記する。
3.「順次進行」
ベースに限らずメロディーは、スケールに沿って、コードのルート(根音)から第7音に下行する性格を持っている。これを利用した順次進行を作る。
また、いろんなコード進行により「順次進行」を作る。
bottom of page