Chapter 1 Left Hand Chord Form_A Form B Form(7)
マイナーキーのコードの特徴
Ⅱは、Ⅱm7(♭5)となる。テンションは、11th,スケールは、Locrian。
Ⅴ7は、テンションが#、♭するものを含みます。その意味で、オルタード(Altered)系という。→#9th、♭9th、♭13 教本用にメモ的にⅤ7altと書くことも便宜的にある。
基本のスケールは、Alterdスケール(#11th含む )
なお、#9thは、しばしばm3rdに書き換えられるので、要注意。
Ⅰは、Ⅰm6を基本とする。この付加音6thは、時として、Ⅰm7、Ⅰm・maj7に変化しうる。これらのコードは、いずれもⅠmのトニックコードとして使用可能。
これから練習するマイナーキーのⅤ7は、#9thおよび♭13thを含むものを使用する。
それは、次の理由による。
Ⅴ7の代理コードは、♭Ⅱ7がよく知られている。また、♭Ⅱ7の代理コードは、Ⅴ7である。
Ⅱm7ーⅤ7ーⅠが、Ⅱm7ー♭Ⅱ7ーⅠとなる。
https://sodanemusic.wixsite.com/music/5th
スケールに関し次のような関係がある。
Ⅴ Altered scale=♭Ⅱ Lydian 7th scale
Ⅴ Lydian 7th scale =♭Ⅱ Alltered scale
つまり、どちらか一つのスケールを覚えれば二つ覚えたことになります。
これと同様に、コードフォームも互換性があります。
例えば、File 5のD♭7を見てみよう。(上図)
ボイシングは、3 、13、 7、 9
これをG7で読んでみると。
7、 #9 、3、♭13
わかりやすくG7altと書くこともあります。
ここでも、一つのフォームを覚えれば、二つのコードフォームを覚えたことになります。
F7を覚えれば、B7altに使えるというわけです。
覚えやすい方のフォームを覚えれば、楽です。